はぁ~寒くなってきましたな~。この映画を見るとさらに凍て付きます。『ホワイトアウト』っていうタイトルですけど、あの織田裕二が出ていた映画とは違います。ケイト・ベッキンセイルが連邦捜査官に扮したサスペンス・スリラー。
これ、雪が降ってる日とかに見ると、尚雰囲気出ていいかもしれません。“ホワイトアウト”とは雪が舞い上がり、視界が白一色となって方向感覚を失ってしまう現象。
監督は『60セカンズ』(00)、『ソードフィッシュ』(01)のドミニク・セナ、製作にジョエル・シルバーが関わっているとあらば見ないわけにはいきません。
時は1957年、冒頭からロシアの輸送機が登場し、機内には何やら怪しい“お荷物”が。途端にドンパチが始まりだし墜落~・・。そして舞台は現代の米南極基地へ。
真っ裸で走ってくる男数名、おりました、意味が分かりません(苦笑)そして基地内部へ行くとなんだかパーティ気分です。あ、真面目に研究している人もいる。
ここで主演のケイト・ベッキンセイルが登場します。かつて『セレンディピティ』や『パール・ハーバー』(01)のヒロイン像が印象的でしたが、最近では『アンダーワールド』シリーズのヴァンパイア役のイメージが強いです。
今回の映画でもストイックなまでにカッコよく、美しい姿を お披露目されています。謎の殺人鬼と対決する捜査官キャリーをクールビューティーなまでに好演。キャリーは仕事を辞める予定・・という設定。
あの犯人、何故いきなりピッケルを持って襲ってくるのか、あまりの怪しさに「え・ええーっ、、??」って感じになるのですが、そこは冒頭のロシア機、発見された他殺体に繋がるはず。しかしどうも意味がわからない展開で途中眠気に襲われそうになるのだった。
スリラーらしく突然驚かされたり、極寒の中での痛々しい傷のシーン、自然の猛威と芸の細かい仕上がりにはなっている。ひたすらクールな主人公がいい。あの地中深く眠るロシア機へは、全員入らずにひとりは上に残っとけって、思いましたけど。案の定、皆雪に埋もれるが、奇跡的に脱出するのだった。
犯人は何故あんなにしてまで人を殺さなければならないのか、動機が弱い。いや、話自体がややこしい。悠長な展開がもどかしく、もっとスピーディなまでの簡潔さが欲しかった。冒頭の場面は「これは面白そうだぞ~」って、思ったのですが・・
一番怪しいな、と思った人物が実はそうであったり、今や連邦捜査官の主人公の警官時代の痛い過去など、厳しい職務における人物の内面を掘り下げようとする作り手の工夫は感じられた。
主演が魅力的だし、見て損をした気分にはならなかったけど、寒い中、寒い気持ちを胸に劇場を後にしたのだった。

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↑ベッキンセイルはこの作品が縁になり、監督だったレン・ワイズマンと結婚
↑ジョエル・シルバー印炸裂の作品。面白かったな~
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